産婦人科は数多く存在する診療科目の中でも、唯一、生命の誕生に関わることができる科目です。また女性特有の疾患を中心に取り扱うことから、その他の診療科目とは少し異なる知識やスキルが必要となります。産婦人科勤務に向いている看護師の特徴は3つあります。
1つ目は、赤ちゃん(子供)が好きな人です。産婦人科にはその科の特性から、妊婦さんや、生まれたての赤ちゃんのサポートを行う仕事があります。助産師ではないので、分娩時の助産行為を行うことはできませんが、それ以外のサポートは看護師の仕事です。赤ちゃんが大好きで、生まれてくる命を慈しみたいという人は、赤ちゃんや妊婦さんのために、自ら積極的に動くことができる素質があるので、向いていると言えるでしょう。
2つ目は、女性の力になってあげたいと考えている人です。産婦人科では、女性特有の疾患に悩む女性の診察も行います。そのため、産婦人科に勤務するためには、女性特有の疾患に関する豊富な知識が求められます。女性特有の悩みに全く興味がないという方は、これらの知識を身につけるのは大変です。女性の患者さんに寄り添いたいという熱い想いを持つことが、産婦人科で働き続けるためには大切な要素なのです。
3つ目は、体力・精神力がある人です。産婦人科で行われる出産は昼夜問わず、いつ始まるかもわかりません。深夜や早朝にお産が始まるということも少なくありません。そうしたイレギュラーの対応には、強い精神力と体力面の強さが求められるのです。